おちばの編集後記

音楽や好きなことに関してぽつらぽつら書きます

DATS・DYGL・The fin. / 恵比寿リキッドルーム,2017,7,24

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1ヶ月前、恵比寿リキッドルーム3マンに行ってきたので、今更ながらブログにまとめてみる。

 

出演バンドは[DATS/DYGL/The fin.]の3組。

3バンドに共通している点は、先進的かつ懐古的なアプローチで曲と向き合っているという事だろうか。

砕けて言うのであればオシャレバンド。

 

といっても3バンドとも方向性が違う。ライブを観て気づいた事を順に記して行こうと思う。

1.DATS

APPLICATION

興奮していたせいなのかだいぶテンションが高い笑。

 

「人間≧機械」

DATS/yahyelを陽/陰で使い分けるという話をインタビューで聞いたことがあるが、正にそんな印象だった。

 

yahyelのライブはまだ行ったことがないので曲だけのイメージを言うと、

「闇」「無機質」「異世界」

血だらけの人が暗闇でゲラゲラ笑っていたり、機械が5体集まって食卓テーブルで電気を食べるような世界観が感じられる。(おちば調べ)

 

対してライブを通じてのDATSのイメージは、

「感情」「人間」「機械と共存」

人間の心に寄り添ってライブを繰り広げていた。

具体的には、ドラム大井一彌がタム1つとルーパーを使用しグルーヴを生み出すギグや、突然現れた新宿や下北沢にいそうなラッパーがエモーショナルに言葉を並べていく演目は、観客の心を掴むのに良い効果をもたらしていた。他にもボーカル杉本亘が汗だくになりながらクールにサンプラーを叩く姿は、ELLEGARDEN細美武士が汗びっしょりでレスポールを低く構えエモーショナルに歌う姿に似ていた。機械を使用したとしても人間の生の努力がそこにはあった。

 

人間の持つ能力に機械を程よく合わせ、観客の感情に訴えかけるバンドだと感じた。

 

2.DYGL

Say Goodbye to Memory Den

「シンプル」

オーソドックスな4ピース正統派ギターロックバンド。打ち込みやPC、シンセやキーボードなんてものは必要ない。大事なのはシンプルに基点を置いた圧倒的楽曲センス。彼らは削る作業に執念を持って取り組んでいる。

おちばの勝手な妄想だが、

「ここのギターストロークはいらない」

「ボーカルが綺麗なメロディーを歌っているから他パートは前に出ない」

「このリフは残さないと全体の印象が薄れる」

様々な検証を経て彼らの楽曲は制作されていると考えられる。

 

1stの美しさは人間の宝と言っても良いThe Strokesのギター、ハモンドJr.をプロデューサーに向かえ作られたSay Goodbye to Memory Denは、DYGLの楽曲をより美しい骨格標本として仕上げた。Come Togetherから始まるライブに観客はヒートアップし、ボーカルNobuki Akiyamaが人生に悩んだ時に書いたA Mater of Timeでは彼を見守るようにライブが進行した。

来ている人のほとんどは英詞が分からないと思う。でも彼らの演奏はシンプルなのに写実的で、脳が勝手に風景を想像し喜怒哀楽を適宜埋めていくような感覚に陥った。

 

最後にDon't Know Where It Isで終わらせた彼らは、リキッドルームにいる詰めかけた観客1000人のバラバラな感情を見事に操り一体化、つまりシンプルなものに仕上げた。

 

 

3.The fin.

Days With Uncertainty

「染めていく」

トリを務めたThe fin. 活動時期は他2バンドより長く、インディーズムーブメントに代表されるようなオシャレ感、マイノリティーとしての自覚を早くから取り入れていたバンドである。リバーブを多用した残響感や宙をゆらゆら漂い続ける楽曲は日本というよりもどこか北欧の風景を連想させる。

 

彼らの曲もDYGLと同様にシンプルである。

どこかのパートが派手にうるさい、そのようなバンドではない。しかし、The fin.には対バンしたDATSとDYGLよりも長けている能力があると感じた。

「染めていく」力である。

 

例えば恋愛した時、気になるあの人のことで頭いっぱいになり一旦ログアウトしないとダメだわ、というような経験は誰にでもあると思う。しかしログインするとまたあの人のことを考えてしまう。脳があの人に染められてしまったような感覚に陥る。

あの人に対応する存在がまさにThe fin.であると感じた。

バーブエフェクターによる残響感で会場を包むことはどのバンドでも可能である。しかし彼らはそれにプラスして、ロ〜ミドルテンポの女性的な楽曲を、男性の持つ力強さを利用し演奏することで、楽曲を中性的なものへ昇華させることに成功している。その中性的なイメージが会場内を主体となって包み込むような印象を感じた。同じような例はThe 1975というバンドでも見られる。

The 1975 - Chocolate at Radio 1's Big Weekend - YouTube

 

楽曲の中性化とリバーブエフェクターを巧みに使用することでThe fin.は会場を艶やかに染めている印象を受けた。

 

 

以上で気づいたこと終了です◎

 

発見の多かった3マンライブ、

本当に楽しかったです!

また行きたい\(^o^)/

 

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